こんにちは!
コールセンター3社と外資系メーカーの営業マンを経験した
私がお届けする「ゆうたろうブログ」へようこそ。
- コールセンターの経験は活かせる?
- 営業ではどんな苦労があった?
- 具体的なエピソード教えて!
コールセンターのSVや管理者をやっていて、異業種へ転職。
色んな思いがありますが、不安が大きいですよね。
今回この記事では、コールセンターだけが唯一の社会人経験だった当時の私の経験談をお伝えしていこうと思います。
私は長い転職活動の末、全国を飛び回る、当時の私の理想の働き方が実現できました。
現在は経営不振により、結局コールセンター業界に戻っているのですが、この経験が自分の人生でとても貴重で、沢山のことを学べました。
その経験から感じたことをシェアしたいと思い、記事にさせて頂いてます。
- コールセンター暦15年以上
- 元外資系メーカー営業マン
- 受信/発信/講師/SV/Mgr経験
- 高度HSPの繊細さん
- 在宅コールセンター副業経験有
- コールセンターハック管理人
コールセンターSVが営業に転職・経験が活かせたこと
私はコールセンター業界から、外資系の医療機器メーカーで営業担当として採用して貰えました。
今までたいした社会人経験もなく、本当にコールセンターだけやってきた人間が、メーカーの営業マンとして何が出来るのか。
何か経験を活かせたことがあるのか。結論としては、以下3つです。
- お問合せ対応でお客様からの信頼を獲得
- チームで働く癖がついていたおかげで職場の雰囲気が良くなった
- 説明好きが高じて実演、体験コーナーで大行列に
一つずつ説明していきます。
1.お問合せ対応でお客様からの信頼を獲得
営業マンになって専用の携帯を持たされるのですが、とにかくずっと電話がかかってきます。
一日に10回以上は取引先やエンドユーザーから電話がかかってきて、対応してました。
もうほとんどコールセンターやんか…
お問合せ内容を多い順に並べると、
- 製品の使い方、設定方法
- 製品の信ぴょう性、エビデンスの所在
- 取引先との商談関連
大体こんな感じです。
もうほとんどコールセンターやんか…
(2回目)
教育を受けていた頃の私は、先輩が携帯で受け答えしているのを横目で見て、「これ、すぐ自分にもかかってくるやつだな」と察して、即答できるためのFAQを自作。
いざ自分にも電話がかかってきたときには、すぐ対応が出来ていました。
必要な資料もすぐ準備できたので、メールで補足資料を送るなどしていたら、お相手の方からも「新人なのに頼もしいね!」とお褒め頂き、早めに顔を売る事が出来ました。
本当にもう、コールセンター経験のおかげでしかありません。
2.チームで働く癖がついていたおかげで職場の雰囲気が良くなった
コールセンターで管理者をやっていると、一人で黙々と仕事をするという事が無く、みんなで情報共有しながら問題解決に取り組みます。
しかし転職先では、先輩方々は情報を独占し、
「いかに自分だけ知っている情報を増やすか」
という属人的な組織作りが文化になってしまっている。
そんな馴染みのない雰囲気でしたが、
諸事情あってそんな先輩方は居なくなり、転職後早々に営業は新人の私一人になったので、自由にやらせて貰いました。
まず、
1.お問合せ対応でお客様からの信頼を獲得
この章で書いた「電話で即答できるFAQ」を事務の人やエンジニアさんにも配布。
製品のよくあるお問い合わせには対応できるようにして貰いました。
これで、
「もうほとんどコールセンターやんか」
から少し解放されて営業活動に専念できました。
後はそのFAQを取引先の販売店さんに見せると、自社のHPに掲載したい!と仰って頂けて、余計にお問合せを一人で抱え込まなくて済むようになってきました。
そんなことを積み重ねていくと、自然と周りが協力的になってくれたのが嬉しかった。
例えば、よく私はテレアポで電話をあちこちかけていて、担当者とつながらなかった時などに、たまに折り返しの電話が会社に入ります。
その時に私が不在にしていると、電話したものが今不在なので・・・と、営業をかけられずにチャンスを逃す事も多かった。
ある時、折り返しの電話対応をしてくれる事務の人が、アポイントを取りつけてくれたことがあります。
「ゆうたろうさん、なんかいつも頑張ってるんで、私もチャレンジしてみました」って。
もう、ものすごく嬉しかった。
3.説明好きが高じて実演、体験コーナーで大行列に
製品の展示会イベントがあり、そのPR要因として、なんと「新人の私一人だけで」そこに挑んだことがあります。
製品の使い方を説明して、おススメするのですが、これが楽しすぎてずっと「ハイ」。
使い終わった後に喜んでもらうのが楽しくて、
「これが対面接客の楽しさか・・・!」
と感じながら、ひたすら製品説明。
そうすると、私のブースに行列ができ、会場終了後も捌ききれない状態に。
「あんたの説明が面白いって聞いて」
「他の所はつまらなくてね」
などなど、色々な言葉をかけて下さり、イベント終了後には声を出しすぎて喉がガサガサ。
コールセンターで働いていた時より、ずっと喋ってました。
これもコールセンターで培った説明する力が活きた経験だと思ってます。
コールセンターから営業への転職は結論「あり」
ここまで3つあげてきましたが、
- お問合せに適切に対応ができる
- 必要なマニュアルを整備できる
- 相手に喜んで貰える会話ができる
この3つの力が営業でかなり役立ちました。
営業への転職は「あり」だと思っています。
ただ、転職先によって業務内容など度合いが違うので、仕事探しは慎重に。
コールセンターから転職していく人向けの記事。
自分の個性を強みに変えて転職にのぞみましょう。
営業職を通して学んだこと
コールセンターとは異業種のメーカー営業マン。
貴重な経験を沢山しましたが、
特にこれは経験しておいて良かった!
というものを5つピックアップしました。
- 圧倒的度胸と時間管理能力
- 仕事は自分で作るという事の楽しさ
- 一人で飛行機に乗れるようになった
- 自分だけでやるスタンスが嫌いだという気付き
- 資料作りや人に伝えることが好きだという気付き
1.圧倒的度胸と時間管理能力
当然と言えば当然ですね。
お医者さんを前にして製品勉強会をひらいたり、製品PRするのが初めは不安オンリー。
それ以外の感情はコールセンターに忘れてきました。
しかし慣れるもので、物怖じせず話せるようにまで成長させて貰いました。
あと、時間管理はもうマスト。
1ヶ月の半分はどこかしらに出張していたので、
時間管理 オア ダイ。です。
2.仕事は自分で作るという事の楽しさ
携帯にかかってくる電話以外は、基本自分から動かないと仕事なんてありません。
何を課題として、何をターゲットに、何するのか。
コールセンターでは結構、仕事って勝手に湧いて出てくるものという印象でしたが、この考えをバッサリ切り捨ててくれました。
3.一人で飛行機に乗れるようになった
子供のお使いみたいなのを挙げてしまいましたが、自分では結構大きかったんです。
出張で基本的に家に居ないのが当たり前で、飛行機移動が多かった。
普段インドア派で旅行もあまり行かないので、修学旅行以来久しぶりの飛行機。
- チケット用意する
- 当日の搭乗手続き
- 手荷物をカウンターに預ける
- 保安検査場で荷物の検査
- 搭乗口に向かう
こんな当たり前のことがよく分かっておらず、一人で無事出発できるのか不安。
それ以外の感情を家に置いて来たくらいの不安。
とはいえ、何度か乗るうちに小慣れてきて、やっと大人になった気分でした。
4.自分だけでやるスタンスが嫌いだという気付き
先輩達が一人で情報を抱え込んで仕事をするスタンスに、どうしても馴染めませんでした。
営業という仕事柄、自分に情報が集まる仕組みを作るんだ!という姿勢は理解できましたが、何でもかんでも自分に降りかかってくる状態がしんどくて仕方なかったです。
直接物言いはしませんでしたが、一人で営業を任せられるようになってやっと自分らしく仕事できたと思います。
5.資料作りや人に伝えることが好きだという気付き
今までのコールセンター経験から、改めて気付かされたことです。
自分で情報を整理して人に渡す。
それに喜んで貰える。
この状態が一番自分の脳にアドレナリンが出ることに気付きました。
逆にそれを取り上げられると、仕事がつまらなくなる。
説明好きなんですね。
口下手だと思っていたので、結構意外な気付きでした。
以上が、特に自分の中で大きい学びのポイントです。
結果的にまたコールセンター業界に戻ることになるのですが、この経験が自分の人生を少し豊かにしてくれた。
そして自分の得意、不得意にも気付け、本当に良かったと思っています。
補足1:私の営業時代の仕事内容について
簡単に私の営業時代のお仕事内容を説明します。
医療機器のメーカーで自社製品を売っていくお仕事でした。
主にやっていたことは以下です。
- 製品についての問合せ受け答え
- 既存ユーザー先でのメンテナンス
- 新製品の提案
- 製品の納品、勉強会の開催、実施
- 新規顧客獲得(テレアポ、飛び込み、既存顧客からの紹介)
- 販売店と同行での商談
お客様としてのお相手は、こんな感じ。
- 医療機器の販売店
- 病院の先生や看護師
- 鍼灸師、整体師
- ジムのトレーナー
- 大学の先生
- 理学療法士
- 老人ホームのオーナー
大きな病院や大学の先生相手に勉強会お開いたり、
有名なところで言うと、黄金色が凄いあのジムや、ヨガスタジオのLAV〇さんなどへも、商談やメンテナンスに訪問しまくってました。
スペックの高い、先生と呼ばれるような人たちを相手にするのは大変で、ずっと勉強、勉強の毎日でした。
補足2:今までのコールセンターでの経験
この当時のコールセンターでの経験についても書いておきます。
コールセンターの「インバウンド」といって、電話がかかってくるのを受ける窓口に、オペレーター、リーダー、採用担当者、全国の統括センターの役割をそれぞれ経験しました。
特に強い記憶に残っているのは、採用担当と統括センターです。
スタッフの採用担当では、事務方の御姉様たちと楽しくお仕事をしながら、会社のお偉いさん方と直に話せる機会が多かった。
コールセンターの窓口にただいるだけでは気付けない視点を持たせてくれた貴重な時期でした。
統括センターというのは、全国5拠点で20以上はあった窓口の人員配置や応答計画を立てたり、システム障害発生時の調整役。
北は北海道、南は沖縄までのマネージャーさん達と、あれやこれや電話で話しながら、円滑に窓口が運営できるよう、口出しする役でしたが、これがかなり勉強になりました。
この二つの経験も今現時点の私に大きい影響を与えたお仕事です。
最後に:なぜ営業をしようと思ったか
最後に何故コールセンター経験しかない私が、営業マンになりたかったのかを書きます。
正直、営業マンはやりたくない職業No.1でした。
ではなぜその営業職に転職しようと思ったのか。
それは結論「成長への焦り」からです。
冒頭に簡単な経歴を書きましたが、私は音楽の道を目指しながらバイトとして、コールセンターをやっていた時期が長かったです。
仕事が終わったらスタジオへ向かって練習、休みの日はLIVE。
空き時間は音楽活動に時間を使っていたので、その音楽活動を断念した後は、自分の軸がなくなった感覚で、残った空き時間の過ごし方もどうしたら良いか分からない。
ここを埋める為に新しい趣味探しに没頭し、そこで本を読む習慣が出来ました。
30歳を目前にして遅い読書習慣でしたが、月に10~20冊ペースで様々な本を読みました。
ハマりすぎて、課題本に対して好きに話し合うコンセプトの「読書会」に参加したこともあります。
その時に気付いたのが、
読書で得られる感動の量
= 経験の量 × 知識の量
そう強く感じたことがあります。
この文章でそこまで心動かされるの?
しかも、アウトプットの質と量がまったく違うんだけど
同じ本を読んでも、今の自分と他の人とで、出てくる感想や意見が圧倒的に違う。
読んだ本の知識は大体ついているつもりでしたが、読者自身のバックグラウンド、経験の差、ここが圧倒的に凄すぎて、私は相槌しかできません。
痛感しました。
「話せる」という事は、自分の経験が伴っているから話せるんだ、と。
この年にして「俺、まじやべぇじゃん。」とまじでダメな方向でヤバイと思い、焦りを強く感じた時期です。
読書もそうですが、様々な事象に心が動く人間って素敵だと思います。
とにかく皆が羨ましくて、
成長しなければ、
変わらなければと、
ずっとそんなことを考えていました。
ではどうすれば自分が成長できるだろうか、そう考えたときに
「成長って変化だよなぁ」
「変化するには苦手なことにも向き合いたいな」
「苦手を克服してやろう」
「苦手と言えば、営業マン」
「営業マンになったら絶対成長する」
なんかそう、漠然と思いつきました。
営業マンって大変そうだし、
プレッシャー半端なさそうだし、
絶対向いてないな。
そういう風に決めつけていた、その職種にチャレンジしてやろう。
コールセンターも経験もう長いし、留まるよりは違うステージに飛び込もう!
とにかく「営業マン」という職種にかなり強いあこがれがありました。
そんな思いで当時29歳、独身、低学歴、口下手で一人で飛行機に乗れない私は営業マンの職種へと転職するに至りました。
- このままの環境でいるべきか?
- 自分の市場価値を高めていくには?
自分の進む道は自分で決めるしかありません。
まずはどんな企業の募集があるのか、どんな準備が必要になるか、転職サイト・エージェントでの登録をしておくと安心です。
コールセンターから転職していく人向けの記事。
自分の個性を強みに変えて転職にのぞみましょう。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
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