コールセンターでの報告の場面例
上司さん、
今月の後処理時間について報告です。
6月は全体で5分36秒で
テンプレート利用率8.9%でした。
チーム別で見るとAチームが4分台、
Bチームは6分台です。
ありがとう。でもそれだけだと
クライアントに伝わらないなぁ。
その数字の解釈が出来ないのと、
何をすべきか判断が出来ない。
もう一度まとめてみて報告お願いできる?
あ、はい!わかりました!
(あんまり分かってない)
数字の解釈・・・?
何をすべきかの判断・・・?
まいったなぁ。
どうやってやり直そう。。
- コールセンター暦15年以上
- 元外資系メーカー営業マン
- 受信/発信/講師/SV/Mgr経験
- 高度HSPの繊細さん
- 在宅コールセンター副業経験有
- コールセンターハック管理人
コールセンター管理者のスキル【報告力】報連相の報
せっかく報告したのに相手に響かず再提出・・・。
一生懸命データをかき集めて報告したのに何故?
私が管理者になったばかりの頃、上記のように報告の度に失敗し、再提出を繰り返していました。
今回は【報連相】シリーズの「報告」の部分。
報告相手の知りたいと思うポイントを押さえ、1度の報告で相手から即決して貰えるようなコツをお伝えしたいと思います。
「報告」は情報レベルを相手の期待にあわせる
報告する相手が
そのまた上の人に報告する。
この流れをイメージしようね。
上の上の人を意識…
なるほど!
報告が失敗したという事は、相手が知りたい情報が無かったという事です。
相手の知りたい情報というのは、報告する相手が、さらに誰かに報告出来るレベルにまで整理された情報です。
DIKWモデルで情報のレベルを確認
上の階層で
どんな情報が必要か
DIKWモデルで見ていこう!
モデルがあるんですね!
教えてくださいー!
そこで情報のレベルを確認するのに便利なのが、「DIKWモデル」。
DIKWモデルとは情報整理のフレームワーク
情報工学の分野で活用されていて、
Data、Information、Knowledge、Wisdomの頭文字から「DIKW」と呼ばれています。
※DIKWについてWikiがありますが英文でした
(DIKWピラミッド:Wikiリンク)
上記の画像がDIKWのイメージです。
一番下の「データ」から経営の知識や知恵のレベルにまで、上へ上へと情報を整理していく、という考えになっています。
下にそれぞれの階層について説明をまとめました。
報告はKnowledgeまたはWisdomレベルにしよう
行動できる「知識」か
経営判断できる「知恵」に
なるような整理がされていると
相手に刺さるね!
データを集めて
報告するだけだと
解釈や判断が出来ないんですね。
社内でのプレゼンや報告会のシーンでは相手が課長、部長などもっと上位のレイヤー向けだったりします。
その人達が知りたいのは、
「だから何?どうすればいい?なぜやるの?」
といった判断が出来る情報です。
DIKWモデルを使った報告術イメージ
上記のDIKWピラミッドで今報告しようとしているものはどのレベルにあるかを確認し、不足があればさらに上へと情報を整理していきましょう。
例えば冒頭のゆうたろうさんが上司さんへ報告していた場面では、ゆうたろうさんの情報レベルが「データ」のレベルでした。
一方上司さんは、「情報や知識」のレベルまで整理された報告が欲しかったようです。
- 報告の数字がどういう意味を持つか
- この先何をすれば良いのか
さらに情報を整理する必要がありました。
そして「情報や知識」のレベルまでの情報整理には、問題分析を進めて施策立案まで必要です。
過去の記事で施策立案シリーズを書いているので、こちらも参考にしながら、情報の階層を上げていくようにしましょう。
まとめ: コールセンターでの報告の場面例
上司さん、
今月の後処理時間について報告です。
デビュー直後の新人の後処理が影響し、
先月より平均1分伸びています。
既存より新人のテンプレート利用が低く
本来短縮できる案件で効果が出ていません。
ですので、新人さん達に向けて
テンプレ利用率向上施策を打ちます!
ありがとう。
わかりました。
では進捗をまた教えてね。
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最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
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